F14トム猫ワッペンいろいろ 第2回「米空軍の最高機密」補足
前回の第2回で、U.S.NAVY(米海軍)の艦上戦闘機F14トムキャット( Tomcat)のシールについて書いた。鍛治壮一はこの猫をシンボル化したワッペンやシールを持っていた。で、検索すると、この猫のデザインにはいろいろなパターンがあるようだ。この猫とアニメ「トムとジェリー」のトムとの違いはシッポが2本あることだ。垂直尾翼が2個あることから来ているのだろう。
猫が星条旗を背にしているデザインがまずあって、星条旗の横縞をリングのロープに見立てた「いつでもかかって来い」(ANY TIME.BABY...!)の図柄に進化したような感じだ。で、さらに星条旗の星から気絶させられた時の星を連想したようなパロディーマークに。「SI EM BABY」というスペイン語のようなワッペンは同じグラマンの早期警戒機E-2 HAWK EYE(鷹の目)とコラボしている。一瞬、トムキャットがF15イーグルを襲っている絵かと思ってしまった。
F15が今でも世界各国の主力であるのに対し、F14は営業的には失敗。イランにしか売れなかった。グラマンはノースロップに吸収されてしまう。だが、グッズの多さがその人気を物語る。トム・クルーズが海軍のパイロットを演じたトップ・ガンで活躍したおかげだろう。