2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第13回 雫石事故、真の被告は誰か 航空自衛隊幹部からの手紙

1971年、岩手県雫石の上空で、全日空の旅客機と航空自衛隊の戦闘機が衝突した事故。その刑事裁判の一審判決が言い渡された75年3月、鍛治壮一は見知らぬ戦闘航空団副司令からの手紙を受け取った。衝突機に乗っていた空自の訓練生と、編隊を組んで指導していた…

第12回 自衛隊機に追突したANAの方が悪いと信じる人たち 未だにいるのは驚き 雫石事故

1971年7月30日、全日空の旅客機ボーイング727と航空自衛隊の戦闘機F-86が空中衝突した雫石事故。「速度の遅い自衛隊機に速度の速い旅客機が追突したのだから、旅客機の方が悪い」。いまだにこんなトンデモ説を信じて書いている人がいるのには驚きだ。ちゃん…

第11回 大勲位は何もしなかった 変わらぬ責任取らぬ政治の怠慢 予測された航空機事故

1971年7月30日、岩手県雫石上空で 航空自衛隊の戦闘機と全日空機が衝突し、162人が死亡した事故。裁かれるべきその真犯人は誰か。 書けなかったこと書きたいこと(鍛治壮一)雫石事故のショック(その2) ◆空中衝突を予告した報告書 雫石事故の起こる5ヶ月半…

ヤシの木も倒れる‼ Tracy Islandサンダーバード秘密基地を組み立てるだけの部屋とブログを間違えてアップしちゃいました

裏側 格納庫天井 箱

第10回「言っていいかどうか 機関銃がないんです」社会面トップの特ダネ

1971年7月。当時、史上最悪の犠牲となった雫石航空機衝突事故。現場には新聞各社の社会部から大量の記者が投入された。どうも他社に特ダネを抜かれてばかりだった毎日新聞社会部は、ベテランの鍛治壮一を現地に送り込んだ。 書けなかったこと書きたいこと(…

第9回 野田秀樹取材の裏で暗躍したのは・・・

一般的にはまだメジャーではなかった野田秀樹を、なぜ、社会部の鍛治壮一が全国紙の1面で初めて紹介したのか。その裏で”暗躍”したのは妻のみさ子だった。 みさ子は演劇雑誌か東大新聞か何かで東大の駒場小劇場で活動する「夢の遊眠社」の記事を読んで興味を…